「オオゲジサマ」登場人物など

●オオゲジサマ
推定300年ちょっと生きてる。
美しく気高く、罪人に天罰を落とすという神獣
……という名目でゲジ国の守り神をしていたが、
実態は1度食べたものにならなんにでも変化できるバケモノ。
主に罪人や引きとり手のない死体を食べていた。
たまに絶世の美女や美青年に化けることもあるが、
たいていはゴキ●リなどのキモイ姿に好んでなっている。
自分に仕える御巫一族が大好き。

●ナギ
八代目の御巫(みかなぎ)。10歳。
わりとしたたかな東洋人の少女。ちょっと小柄。
オオゲジサマに仕えるお役目中。
ゲジ国を出るまではおかっぱ白装束姿だったが、
出てからはいろんな髪型・格好をしている。

●レンヤ
18歳。黒髪に青い瞳の青年。
ゲジ語の下手さに定評がある。無表情だがわりと天然。
ひそかな特技は亀甲縛り。
元傭兵なので、基本的に剣士風の格好。

●ヨウ
レンヤそっくりの双子の弟。
いろいろな外国語を流暢に話せる。女難の気がある女好き。
器用貧乏なタイプ。
こちらも同じく元傭兵なので、基本的に剣士風の格好。

●ユルドゥズ
約90歳。人型の時の外見年齢は二十代前半くらい。
白いウロコに赤紫の目をもつ竜の美青年。
むかし戦争の道具として大活躍だったので
死神と呼ばれて世界中から嫌われている。

●プルプルさま
400歳くらい。砂漠で会った水の精霊。
全身が水でできているが、十代後半くらいの少女の姿。
寂しがり屋でかわいい物が好き。ナギを気に入ってついてきた。

●シロ
レンヤとヨウの愛鳥。
大人5人をのせられるくらいでかい。白黒模様の猛禽類。
けっこう鋭いクチバシと爪を持っているが、
チキンハートなのでそれらを活かす機会はあまりない。

●謎の少年
子どもだったり大人だったり、年齢はさまざま。
オオゲジサマがたまに化ける姿。
黒髪黒目に褐色の肌。女の子みたいな顔立ちで、
砂漠地帯でよく見られるような民族衣装を着ている。
上半身に大きな黒い刺青あり。


●初代・御巫(みかなぎ)
オオゲジサマを作り、ゲジ国に死刑制度をもたらした人。
御巫一族の祖先で一番強くて怖い、伝説の呪い師。
したたかってレベルじゃない。

●七代目・御巫(愛称ミカ)
40歳。ナギの前にオオゲジサマに仕えていた巫女。
とてもしたたか。

●御巫(みかなぎ)一族
御巫の子孫たち。
オオゲジサマに代々つかえる巫女の一族。
基本的にみんな呪力が高いが、その中で一番呪力が高い者が巫女に選ばれる。
選ばれた者はオオゲジサマに10~40歳までつかえ、その後は代替わりする。
男が選ばれることもある。

●歴代の御巫
 初代  御巫  したたかってレベルじゃない。
二代目 ゲボク したたかじゃないけど雑草根性はたくましい。
三代目 ?
四代目 ?
五代目 ナナシ ひそかにしたたか。
六代目 ゴンベ そこそこしたたか。
七代目  ミカ  とてもしたたか。
八代目  ナギ  ←今ここ。わりとしたたか。